中学生の不登校

不登校中の中学生の娘が勉強しない!いや、できない

不登校になっても、勉強だけは続けてほしい。
多くの親はこう思っているのではないでしょうか。
でも実際は、不登校の中学生が自力で勉強するのって、超難しいですよね。
それは、しゃーない!であります。

不登校の中学生が勉強しない、いや、できない理由

不登校になっている中学生の子供が勉強しない理由は、人ぞれぞれだと思います。
学校へ行かなかったら、心がスッと楽になるはずなのに、
どうして勉強できないのか、ちょっと考えてみました。

勉強のことを考えると学校を思い出すから

教科書を開くまではいかなくても、勉強のことを考えただけで学校のことを考えて辛くなってしまいます。
「みんなは学校を頑張っているのに、どうして自分はこうなんだろう。」
こんな感情が頭を巡り、不安でどうしようもなくなってしまいます。
どうしても「勉強=学校」となってしまうので、「勉強しないと。」と思えば思うほど、心がえぐられてしまうんです。

中学校の勉強が分からないから

ちゃんと勉強だけでも頑張ろう、と思っているにもかかわらず、勉強が止まってしまう子も少なくありません。
だって、習っていないことを自分で勉強するのって、超難しいから。
本当なら、学校で先生が丁寧に教えてくれるところを、自分の力だけで勉強するなんて、ハードルが高すぎますよね。
これは心が折れちゃいそう。

心がお疲れモードだから

不登校になった時点で、不登校本人が意識している以上に、心は疲れ切っています。
心が、「しんどいよう、休みたいよう。」と曇っている状態では、何もできません。
もしかしたら、勉強どころか、何もする気になれないかも。
ボーっと、YouTubeを観たりゲームをしたりするくらいならできるけど、運動したりお手伝いしたり、他のことをする心の元気がない状態なら、勉強ができなくても仕方ありません。

体験談:中学1年生の不登校の娘が突然勉強し始めた

私の中学1年生の娘は、小学生の頃から不登校気味。
中学校の入学式は行けたものの、授業は一度も受けられていません。
ママが困ってしまったのは、全く勉強する気がないこと。
プリント1枚をママと一緒にすることすら、できません。
じゃあ、1日中何をしているかって?
ただYouTubeを観たり、ゲームをしたり、がほとんど。
でもね、1学期はこうやって自由に過ごしていたら、2学期くらいから自分からピアノの練習をし始めました。
不登校になりたての頃は、ピアノなんて弾く気力もなかったのに。
ピアノアプリを使って、毎日少しずつ練習して、3学期の今ではクラシック曲を数曲弾けるようになりました。
あ、そうそう、勉強の話でしたね。
勉強はというと、冬休みのこと。
理科の宿題をママが教えてあげるといって机に向かったのは良いものの、
ママが答えを言うまで問題を読みさえしませんでした。
勉強って結局、本人にやる気がなければ何もできません。
しかし、3学期のある時、ピアノを弾きながら娘は言いました。
「英検受けられるようになる。」と。
そして、自分から机に向かい、英検のテキストを開いて勉強し始めました。
英語の授業受けたことないのに!
1時間くらいコツコツ勉強していたでしょうか。
そこで私が感じたのは、「心が回復してくると、気持ちが前向きになる。」
気持ちが前向きになると、趣味を頑張れるようになる。
さらに、少しずつ「勉強しようかな。」って気力も湧いてくる。
不登校の中学生が勉強できるようになるほど心が回復するには、数ヶ月かかってしまうかもしれません。
でも、好きなことから少しずつ挑戦していくうちに、勉強も始めていけるようになるはず。

不登校の中学生が勉強する方法

何の答えにもなっていないかもしれませんが、しばらく好きなこと、できることだけをして、心をしっかり休めるのが重要なのかなって感じています。
心が元気になり、気力が回復すれば、一気に勉強で追いつくことだってできると思うんです。
だから、「不登校なのに勉強していない。こんな自分はダメだ。」なんて思わないでください。
元気になったら、勉強する気もでてくるはずだから。
どうしても勉強できない、やる気がないなら、思いっきり好きなことをしてみて!
まずは、心を元気にしましょう。
そして、「少しでも勉強しようかな。」と思えたら、YouTubeやアプリで勉強してみるのがおすすめ。
例えば、「中学生 歴史」や「中学1年生 理科」などで検索すると出てきます。
最初は意味不明でも、何となく見ているうちに流れが分かってきますよ。
ベッドでゴロゴロしながら、1日5分だけでもYouTubeやアプリをチェックしてみて!
って、実際にYouTubeやアプリで勉強しようと思ったあなたはエラいっす!