中学生の不登校

[体験談]女子中学生の不登校の理由が分からない:突然不安が襲ってくる

中学生の子供が不登校になってしまう理由って何なんだろう?ってネットで調べてみても、不登校改善ビジネスみたいなサイトばかりでウンザリしてしまいませんか。
不登校になる理由なんて、不登校を経験した人でないと分からないはずなのに、不登校カウンセラーがあーだこーだ言っているのは意味不明!
そこで、この記事では、私の中学1年生の娘が不登校になった理由を、本人と一緒に考えてみた結果をお話しします。

ごめんなさい!女子中学生が不登校になった理由は本人にも分かりません

「どうして私は学校へ行けないんだろう。」
不登校になった中学生本人は、ずっとこう考えています。
普通の子と同じように学校へ行けたら、どれだけ良いか。
とも毎日考えて、心が辛くなっているようです。
「じゃあ、学校へ行けばいいじゃん」
って、不登校を経験したことのない人は思いますよね。
不登校の中学生だって、それくらい考えています。
でも学校へ行けないから、不登校になっているわけです。

体験談:女子中学生が不登校になった理由

私の娘は中学校の入学式へは行けましたが、その後、不登校になりました。
特にいじめられたわけではありません。
また、中学校へ入学したばかりなので、授業が分からなかったわけでもありません。
普通に朝、制服に着替えて学校へ行く準備をするのですが、
突然、自分の部屋に飛び込んでシクシクなっちゃったのです。
本人が言うには、特に嫌なことはないはずなのに、
物凄い不安が襲ってきた、ということ。
普通に学校へ行けている子は、何か不安なことがあったとしても
「ま、何とかなるか」
って思えますよね。
でも、不登校になった娘は
「何とかなる」という思いの何十倍も不安な感情が押し寄せてくるのです。
これが、私の娘が不登校になった理由。

不登校の原因を探ろうとするのは無意味なケースも

私の娘は、小学6年生の3学期も不登校になりました。
理由は一緒で、「物凄い不安」。
学校の先生は、何とか学校へ行けない理由を聞きだそうとして、何度も自宅へ来てくれました。
しかし、不登校の本人にとっては、「学校へ行けない明確な理由」がないので、問い詰められるほど辛くなってしまいます。
私の娘のように、学校へ行けない明確な理由がなくて不登校になっている子は多くいます。
だから、大人が無理に不登校の原因を探ろうとすると、余計に子供は心を閉ざしてしまう場合も。

不登校になる理由がないだけに解決が難しい

例えば、いじめられた、とか授業が分からなかった、という明確な理由があれば、不登校を解決する方法は見つけられます。
しかし、私の娘のように「理由のない不安が襲ってきた」という場合、不登校の状態からどうすればよいか悩んでしまいますよね。
本人が頑張ろうとしていても、朝になれば猛烈な不安に襲われてしまう。
だから、別室登校も難しい。
オンライン授業も整備されていない。
つまり、お手上げ状態!

不登校経験者のブログやYouTubeからヒントが

ただ、不登校中、あるいは不登校経験者のブログやYouTubeを拝見していると、ヒントも見えてきました。
それは、年齢を重ねるにつれて、心も成長していくということ。
「学校へ行こうとしているのに、不安で不安でたまらなくなる」
という状態から、
「不安な気持ちあるけれど、これは自分が勝手に不安になっているだけ。行ってみたら大丈夫。」
と、心が強くなっていくとのこと。
この心の成長は、何人もの不登校経験者が体験しているので、もしかすると自分の子供も同じように成長するかもしれません。

女子中学生が不登校になる理由の多くは友達関係

もちろん、学校へ行きたくなくなる明確な理由がある中学生も多いですよね。
中学生の女の子が学校へ行きづらくなる理由の多くは、友達関係ではないでしょうか。
いじめられている、とまではいかなくても、無視されたり、悪口を言われたりは、女子中学生にとって日常茶飯事。
無視や悪口など不快な経験をしてしまうと、学校行くのが辛くてたまらなくなってしまいますよね。

中学生が不登校になる明確な理由はないこともある

私の子供たちは3人とも不登校ですが、3人とも共通するのは「物凄い不安が襲ってくる」ということ。
息子は、
「学校へ行って友達と話して、部活を頑張って、と考えたら、学校って楽しいことが多いと思う。」

「学校は楽しいって思っていて、ワクワクする気持ちもあるのに、理由のない不安に包まれてしまう。」

と自分が不登校である状況を分析しています。
学校へ行けていないということは、学校で体験する楽しい出来事にも出会えないということ。
本人が「学校へ行けるなら行きたい。」と思っているなら、何とか普通に学校へ通えるようにしてあげたいもの。
ただ、不登校になるハッキリとした理由や原因がないって、とても難しいですよね。