中学1年生の不登校中の息子、定期テストだけ突然受けに行きました!
不登校になりながらも、何とかテストを受けようと頑張る中学生の体験談をお伝えします。
小学4年生から不登校の息子について

中学1年生の息子は、小学4年生から完全不登校です。
小学生の間は現実逃避するように、1日中ゲームばかりする日もあったくらい。
しかし、ゲームばかりしていた日々のおかげで心が回復。
小学6年生の3月頃から、突然1日8時間くらい勉強するようになりました。

そして、なんと中学校の入学式に突然出席。

その後、分散登校は欠席なしに中学校へ行けました(コロナのため分散登校)。
が、しかし!6時間授業になった途端、再び不登校に。
でも勉強の楽しさに目覚めた息子は、「しっかり勉強できる高校へ進学したい!」とのこと。
不登校ながらも、なんとか内申点がつくようにと、定期テストを受けに行きました。
不登校中でも定期テストに突然行くことがある

不登校になってしまうと、本人も親も「テストも受けられないとお先真っ暗」なんて残念な気持ちになりがちです。
私の息子も小学生の時は、
と進めていたのですが、全くいけませんでした。
もちろん、通知表は真っ白。
そんな息子でも、自分の意志で「高校へ行きたい」という目標を設定したら、不登校中でもなんとか定期テストだけ受けに行くことができました。
不登校あるある!勇気が不安に勝ることがある

息子を見ていて思ったこと。
学校が不安で不安でたまらない時でも、自分の強い意志があれば勇気が出るんだなぁ
ということ。
「勇気>不安」になった瞬間を目撃した気分です。
1年前には、まさか中学校の入学式へ行けるなんて思ってもいなかった。
定期テストも自分の意志で受けに行けるなんて思ってなかった。
なんか、息子の心の成長を感じました。
私と同じように
「小学生で不登校だから中学校も3年間不登校なんだろうな」
「中学生で不登校になってしまったから、内申点もつけてもらえないなぁ」
と悩んでいる不登校中の子や親は多いと思います。
でも、本人や親が不安に思っている以上に、不登校になっている本人は自宅で心を回復させることで「勇気」というスキルが高まっているようです。
だから、「今」心配しているより、少し「未来」は良い結果になっているかもしれません。
不登校でも定期テストだけは受けられるとラッキー

あえて「ラッキー」というラフな言い方をしますが、学校へ行けるか行けないか分からない不登校中なら「定期テストだけでも受けられたらラッキー」くらいの軽い気持ちでいるのが良いでしょう。
だって「定期テストを受けないと内申点をつけてもらいない。内申点がなければ普通科の高校も行けない。」なんて悲観的に考えてしまうとしんどいですもの。
もちろん、定期テストを受けることができても、評価してもらえるのは英・国・数・理・社の5科目のみです。
副教科の内申点はつけてもらえません。
だから、普通科の高校を受験するのは明らかに不利です。
それでも5科目の内申点はつけてもらえるし、それ以上に本人の自信につながっています。
不登校中の子は、ただ1時間別室登校するだけでもドッと疲れてしまうけれど、「行けた!」という自信にはなりますものね。
不登校中の定期テストの受け方

不登校中の子供の中には、同級生と出会うことが辛いという子も多いですよね。
私の息子も、学校へは行くけれど同級生に合うのはイヤ!とのこと。
だから、授業が始まって10分後くらいに学校へ行くことになりました。
授業中に学校へ入ってテストを受けて、授業が終わるまでに教室を出るといった感じです。
定期テストは別室登校という形になるので、どこかの会議室を使わせていただきました。
不登校でも定期テストに挑戦大作戦

「定期テストを受けに行く。」というのは、母が提案したわけではありません。
不登校中の本人が突然行く、と言い出しました。
不登校初期の頃や心が疲れてしまっている時は、別室登校して定期テストを受けることすら難しいかもしれません。
でも、少しずつ元気を回復できたら「学校へ行く。」という選択肢が本人の中で出てくることも。
「定期テストを受けに行けたらラッキー」くらいの気持ちで、焦らず、ちょっとずつ進んでいきましょう。