小学生の不登校

不登校の病院でのカウンセリングに子供が拒否!母親だけが行って感じた効果

子供が不登校になると、病院に連れて行ってカウンセリングを受けさせたいと思いますよね。

 

それなのに、不登校の子供本人は病院へ行きたがらない。

 

カウンセリングに行けたら、これからの道を探すヒントが得られるかもしれないのに、行かないと意味ないじゃないのよー!と思いませんか?

 

実は、私の小学5年生の子供も、病院へは最初の1回行けたのみで、その後は病院へ行くことを拒否しました。

 

それでも、母親の私だけが病院のカウンセリングを受けて良かった点をご紹介します。

 

不登校の子供を病院へ連れて行った理由は、生きる道のヒントを得るため

インターネット上では、「不登校の子供を病院へ連れて行くなんておかしい!」「不登校は病気じゃないだろう」という意見を見かけることがあります。

 

誤解のないようにお話すると、私は不登校の自分の子供に対して「学校へ行けないなんて病気に違いない」とか、「病院で治療したらまた学校へ行くだろう」という考えで病院へ連れて行ったわけではありません。

 

子供が、性格的に学校へ行きづらくなっている場合と、発達障害などの脳の障害のために学校へ行きづらくなっている場合では、子供へのアプローチの仕方が変わってくるからです。

 

こればかりは、いくら母親と言っても、医療関係者でも教育関係者でもない私には判断がつきません。

 

自分の子供が自分らしく生きる道を探すためのヒントを得るため、病院のカウンセリングへ連れて行ったのです。

不登校の子供が病院のカウンセリングを嫌がるなら、そこは彼らの居場所じゃない

私の小学5年生の子供は、市民病院の小児科の発達外来を受診しました。

 

しかし、最初の1回行っただけで、後は行きませんでした。

 

なぜなら、初回のカウンセリングの時に、たくさん質問をされたからです。

 

「名前は?年齢は?家族の名前は?好きなことは?」

 

などなど。

 

もともと他人とのコミュニケーションにものすごく疲れてしまう性格の息子は、かなり頑張って答えていましたが、やはり疲れてしまったようでした。

 

私の息子のように、一度でも病院のカウンセリングを受けてみたけれど、合わなくて、病院を拒否するようになったのなら、まだ「まぁ、合わなかったんだからいいかぁ」と思えますよね。

 

しかし、一度も病院へ行っていないのに、最初から病院へ行きたがらない場合は、親も困ってしまいますよね。

 

でも確かに、不登校の子供が病院を拒否する気持ちも分かります。

 

母親よりも、不登校の子供本人が一番悩んでいるんですもの。

 

「学校へ行けない私は頭がおかしいのだろうか」「学校へ行けない私は障害があるんじゃないか」とか、色々と考えてしまっているはずです。

 

自分でも悩みまくっているのに、親から「病院行くわよ!」なんて言われて、「はーい、行きまーす!」なんて子供はまずいないですよね。

 

子供が病院を拒否するならば、そこは子供が自分の居場所ではないと判断したということです。

 

不登校の子供本人が、「カウンセリングを受けてみたい」と少しでも思うまで、無理に連れて行く必要はありません。

 

不登校の病院のカウンセリングは、母親だけで行ったらいいんですよ♪

 

病院の不登校カウンセリングへ親だけが行って感じたよかった効果

私たちの場合は不登校のカウンセリングに、2回目以降は母親の私だけが行きました。

 

うーん、確かに、不登校の本人が受診しないと、発達検査などは受けることができませんね。

 

発達検査などで、得意不得意に気づくことができるので、受けれたら受けた方がよいですが、まぁいいでしょう。

 

母親だけが病院のカウンセリングを受診した場合、主に臨床心理士の先生との面談になります。

 

母親だけが不登校のカウンセリングに参加して良い点は、やはり本人が隣にいないので、話したいことを自由に話せるところですよね。

 

不登校の子供が昼夜逆転してしまっているけれど、どうすればよいか。

不登校の子供が部屋にこもっているばかりだけど、なんでだろう。

 

母親としては、自分で悩んでも解決できないことを臨床心理士の先生に相談することができるので、色々と子供への対応の仕方を考えることができます。

 

私の場合は、小学5年生の息子が不登校なのですが、「小学校へ行っていないということ以外は何も問題がなく、すごく元気で気持ちも前向き」ということが、逆に「このままでいいのかな?」と疑問に感じていました。

 

子供本人も「学校へ行きたいけれど、行けない」という状態ならば、母親としても何とか学校へ復帰できるように対策を取れるのですが、私の息子の場合は、「学校は行けるときになったらまた行く、今は家で勉強するよ」と言って元気に毎日規則正しく過ごしているので、母親の私も「そっかぁ、でもいいのかなぁ」という感じでした。

 

そんな私の悩みを臨床心理士の先生に相談したことで、他の不登校の小学生の状態も教えてもらうことができ、色々な不登校児のパターンを知ることができました。

 

臨床心理士の先生に相談することで得ることができたヒントのおかげで、私も不登校中の息子の生きる道をいくつも考えることができました

 

もちろん、生きる道(生き方)を見つけるのは子供本人ですが、あらゆる生きる道を提案してあげるのは母親の役割です。

 

学校という集団生活に戻れるなら戻ればよいし、不登校のままでも生きる道はいくらでもあります。

 

そんな母親の頭の中のごちゃごちゃを整理するうえでも、病院のカウンセリングは有効だと考えられます。

 

不登校の子供が病院へ行かないなら、親だけ行くのもカウンセリング効果は十分にある

母親としては、「学校へ行って欲しい」「勉強はしてほしい」「病院のカウンセリングはうけてほしい」など、色々な子供に対する要望を考えがちですが、どれも子供本人が「どうしたいか、今は何ができるのか」を決めるべきです。

 

今回、不登校の病院のカウンセリングについてお話しましたが、病院のカウンセリングを受けるかどうかは、子供が決めればよいです。

 

ただし、小学生くらいの子供の場合は、不登校で病院に連れて行かれて何をされるのかがわからないから、行きたくない!という場合が多いので、病院のカウンセリングでどんなことをするのか、何のために行くのかは、親がきちんと教えておいてあげましょう。

 

子供がどうしても病院へ行かない場合は、母親だけが病院のカウンセリングを受けるのも効果があります。

 

母親だって、たくさん悩みますよね。

 

そんな母親の悩みを聞いてもらえるのもカウンセリングの良い点です。

 

母親がカウンセリングを受けて、気持ちがスッキリしたら、子供も母親の心の変化に敏感に気づくので、きっと良い方向へ進むでしょう。

 

子供が病院のカウンセリングを拒否しても大丈夫。

 

母親だけで病院のカウンセリングを受けても、良い効果はたくさんありますよ。