不登校

不登校が癖になってもいいじゃない

子供が不登校を乗り越えて、再び登校できるようになってホッと安心していた途端、ちょっとしたきっかけで、また不登校になってしまうことってありますよね。

それが1度ではなく、何度も続くと、グッタリしてしまいませんか?

でも「グッタリ」は不登校になってしまう子供も一緒。いえ、不安な気持ちやどうしようもない気持ちは親以上かもしれません。これでは、親子一緒に疲れ果ててしまいますよね。

だから、親子で一緒に「不登校が癖になってもいいじゃない、大丈夫」と思うようにしませんか?

不登校は癖になって繰り返すのが当たり前、と思ったら気が楽に

まずは、私自身の体験談から。私の娘ひめちゃんは小学6年生。小学4年生の頃から不登校→登校→不登校→登校を数ヶ月スパンで繰り返しています。1学期は普通に登校できていたのに、2学期に入って風邪をひいて休んで、そのまま不登校に。といった具合です。

そう、ひめちゃんが不登校になってしまうきっかけは、ただの『風邪』。ごく普通の子は、風邪で1日学校を休んだとしても、身体が元気になれば普通に登校できますよね。

でも、1日休んでしまったら不安でいっぱいになり、それから登校できなくなってしまうのが『不登校あるある』。休んでいる間に授業が進んでしまった、席替えもしたかもしれない、テストだってしたかもしれない。ほんと、色んな事を考えて心がしんどくなってしまうんですよね。

親にしたら、「風邪で1日休んだくらいで、どうして行けなくなるのよー」と思ってしまいます。そして学校へ電話して、先生が迎えに来て、それでも学校へ行けない。本当に疲れてしまいますよね。

でも、ただの風邪で不登校が再発してしまうのって、『不登校あるある』なんです。そうそう、よくある話ってヤツです。

だから、もし子供が再び不登校になってしまっても、「あぁ、またかぁ~」くらいに気楽に考えればよいのです。不登校になりがちな子が、不登校を繰り返して癖になってしまうことはおかしなことではありません。

1ヶ月登校して、また1ヶ月不登校になってしまっても、子供はちゃんと成長しています。もちろん、親も子供も「できれば普通に登校できるようになりたい」と思ってしまいますが、不登校が癖になってしまっても深く落ち込まないことが重要。

不登校を繰り返してしまい、傷ついているのは子供自身なので、親がそれ以上に落ち込んで子供を攻撃してしまってはいけません。

もし子供が不登校を繰り返して癖になってしまっても、学校を休んだ日は親子で気楽に過ごしましょう。

不登校が癖になったら、すべきこと

不登校を繰り返して癖になってしまったら、一体どうすれば良いでしょうか。多くの親が一番に思いつくのは、『不登校の癖を無くすこと』ですよね。不登校の癖は親だけでなく本人も悩むことなので、できる限り無くしてしまいたいもの。

では、予め考えておきたいポイントを紹介します。

不登校中も、勉強はできる限り遅れないようにしておく

不登校気味だと、「学校へ行かなくていいなら、家で勉強くらいできる」という子供もいますよね。そんな子なら、算数・国語・理科・社会の主要4教科だけでも学校に遅れないように自宅で勉強しておきましょう。

不登校が再発してしまう原因の1つに「学校へ行っても勉強が分からない」という理由もあるので、まずは『勉強』という不安要素を消しておくのがおすすめです。

とはいえ、学校を休んでいても『学校』という存在を思い出す『勉強』なんかしたくない、辛い!という子供も多いです。教科書をみたり、『勉強』という言葉を聞くだけでも心が苦しくなる状況なら、無理に勉強させてはいけません

自宅で勉強ができないくらい心が疲れている状況なら、不登校癖を無くすことよりもまず、心を回復させる必要があります。ゲームをするなり、どこか出かけるなりして、心をスッキリとリフレッシュさせてあげましょう。

教室以外の登校場所も用意しておいてもらう

不登校が癖になっている子供の中には、教室へ入るのはしんどいけれど、皆と顔を合わせない別室へなら頑張って行ける、という子供もいます。だから、先生に連絡して、教室以外の登校場所を用意しておいてもらいましょう。

教室以外の登校場所というと、保健室や通級教室、空き教室などがあります。不登校癖をなくすためなら、1時間目から6時間目までフルで登校する必要はないので、まずは10分だけでもどこかの教室へ登校できれば良いですね。

たった10分だけの登校でも、出会った先生との信頼関係を築ければ安心感が生まれ、徐々に登校時間を増やしていける可能性だってあります。不登校の繰り返しを防ぐのは時間がかかってしまうかもしれませんが、「不登校が癖になってしまってもいいか」くらいの柔らかい気持ちで過ごしましょう。

不登校が癖になる子供の気持ちは100%分からない

不登校の子供がよく口にする「僕(私)の気持ちは誰にも分からない」という言葉は、おそらくその通りでしょう。突然、学校に行けなくなってしまう不登校の状態に陥っている子供の気持ちは、同じ経験をした人にしか分かりません。

ましてや、ごく普通に学校へ通い卒業した親には、不登校で悩む子供の気持ちは分かりません。それどころか、身体が元気なのにどうして学校へ行けないのか全く理解できないこともあるでしょう。

しかし、目の前に心を苦しめている子供がいることは確か。100%気持ちは分かってあげられなくても、できるだけ気持ちに寄り添ってあげましょう。

「親は自分の味方になってくれる」と安心感を得られただけでも、「今度こそ、不登校の癖を直そう!」というエネルギーが生まれるかもしれませんね。そして親は、「不登校が癖になってもいっか」くらいの気持ちでいましょう。