この記事では、不登校の息子が小学6年生の2月に突然、やる気を出して勉強しまくった!エピソードをお話します。
不登校になった時の勉強方法と過ごし方

私の息子は小学4年生の最初から、ずっと不登校です。
母親としては
と気が焦りがちです。
でも、息子は勉強どころかゲームばかり。
何とか勉強させようとするも、1日1枚プリントをする程度が限界でした。
こんな感じで、小学4年生から小学6年生の2月頃まで過ぎ去っていきました。
『ゲームばかりで、ほとんど勉強しない』という状況だけを聞けば、すごくマイナスなイメージを持ってしまうでしょう。
でも、息子を見ていると、時間が経つにつれて、どんどん元気になっているのが分かりました。
最初は、何かに取りつかれた様に暗い表情ばかりだった息子は、家でゲームしたりYouTubeで動画を観たりして過ごすうちに、明らかに明るくなりました。
不登校歴3年の小学6年生が勉強にやる気を出した

徐々に元気を取り戻していった息子は、小学6年生の2月頃から突然、部屋にこもるように。
と思って母が部屋を除くと、なんと、コソコソと学校の漢字ドリルに取り組んでいました。
しかも、写経のように苦手な漢字を何度も何度も書いていました。
と母が驚いている数日の間に学校の小6漢字ドリル1学期から3学期まで完了。
そして、また数日間で小学5年生の漢字ドリルも完了。
母はただ、「え?はぁ!?」と驚くばかり。
だって、ついこないだまでプリント1枚するのがやっとの状態だったんですもの!
さらに、
と言ってきます。
母は仕事帰りに本屋さんによって、小学5年生と小学6年生の漢字ドリルを2種類購入しました。
1つは、漢字の書き順を練習できるドリル。
もう1つは、読み書きを書き込めるドリルです。
勉強にやる気を出した不登校児は、もう止まらない!
母が買い与えた漢字ドリルも数日で仕上げてしまいました。
不登校の期間が長くなってしまうと、それだけ自力で勉強するのは難しくなってしまいますよね。
不登校児が勉強にやる気を出した理由は特にない

と母は聞いてみました。
不登校の本人は、
と答えました。
小学生の本人にも、なぜ勉強のやる気が出たのかは分からないようですが、母は何となく分かります。
きっと、心が回復したから。
不登校の本人は、
と後悔していますが、母はこう言います。
って。
不登校初期の暗い表情から月日が経つにつれて、どんどん表情が明るくなっていく様子が見えたので、ゲームばかりしていた頃は心の回復期間だったのかなって思います。
不登校中、やる気を出した小学6年生の勉強方法

不登校が長く続くと、中々ひとりでは勉強できないもの。
だからといって、母親がずっと付きっきりという訳にもいきません。
では、不登校中に突然やる気を出した小学6年生がどのように勉強をしたのか紹介します。
欲張らず、簡単に勉強できる漢字に集中した

先ほどもお話したように、勉強にやる気を出したばかりの頃は、ひたすら漢字学習に取り組んでいました。
小学4年生から漢字を習っていない状態なので、まず漢字の書き方が分かりません。
漢字の書き方は、Amazonでも販売されている『漢字の正しい書き方ドリル』を使用しました。
ドリルの漢字をなぞって漢字の書き順を覚えていけるので、取り組みやすかったようです。
また、漢字の読み書きも重要ですよね。
漢字の読み方や熟語の勉強は『できるがふえるドリル』を使用しました。
直接ドリルに漢字や読み仮名を書き込んでいけるので、「勉強したぞ!」という達成感が得られました。
計算問題でやる気をさらにアップさせた

算数に関しては、いきなり文章問題や面積を求める問題に取り組むと、頭がヒートアップして進まなくなってしまいます。
しばらく勉強に取り組んでいなかった不登校中の子は、単純な計算問題に取り組むのがおすすめです。
不登校中の息子も、まずは簡単な計算問題を解いていきました。
最初は九九も「あれ?」という状態でしたが、やる気さえ出せば、すぐに思い出していきました。
そして、かけ算や割り算のひっ算を練習して、通分や約分を練習して、という感じに進めていきました。
算数の勉強に使用したのは、『ちびむすドリル』です。
『ちびむすドリル』はインターネット上から無料でプリントを印刷できて、問題量も多すぎないので、不登校中の子供にもぴったりですよ。
ポピーの小学校復習ドリルに取り組んだ

通信教育の『ポピー』では、小学6年生の2月号・3月号がちょうど『中学へのマイトレーニング』という小学校の総復習ドリルになっていたので、ポピーを活用しました。
総復習といってもガッツリではなく、要点をまとめてくれているドリルなので、気楽に取り組めました。
とはいえ、社会や理科は授業で習っていないと分かりませんよね。
そのため、小学6年生の独学ではちょっと難しい社会や理科は、答えを見ながら重要事項を何となく覚える、という感じで取り組んでいきました。
そんな時、答えと解説付きで要点が押さえられている『ポピー』がめちゃくちゃ役に立ちました。
不登校でも大丈夫!やる気を出せば勉強は追いつける

Twitterをながめていても、「不登校の子供が勉強しない、ゲームばかり」という投稿は非常に多いですよね。
でも、不登校経験者のブログを拝見すると、「やる気さえ出れば、小学校6年間の勉強くらいあっという間に追い付くよ」という意見もよく見かけました。
私も最初は、ゲームばかりしている息子を見て、
と不思議に思っていたのですが、本当でした!
ゲームばかりして、心を回復させられたからこそ、勉強にやる気が出たんです。
そして、不登校中にやる気を出した子の勉強スピードは物凄いです。
他の子が学校に行っている間に、一気に集中して勉強していくわけですから。
だから、ゲームばかりしている子供を見ても悲観せずに、しっかり褒めてあげて心を回復させてあげてください。
不登校になってしまう子供は真面目な子が多いので、「勉強しないと、でもやる気が起きない」と悩んでいる子が多いです。
心の元気を取り戻したら、勉強のやる気も自然と出てくるので、その時はしっかり応援してあげましょう!